INDEX
- 1.0イントロダクション
- 2.0プロジェクトについて
- 3.0Fanplaシステムについて
- 4.0Fanpla経済圏について
- 5.0技術仕様
- 6.0トークンセールと使途計画
- 7.0ロードマップ
- 8.0チーム
- 9.0利用規約とプライバシーポリシー
- 10.0免責事項
- 修正ログ
-
- 修正ログ
4.0Fanpla経済圏について
4.3 トークノミクスの持続可能性
Fanpla経済圏ではFPLの価値を持続的に成長させるために適切なトークノミクス設計を採用しています。
トークノミクスの健全性が損なわれる主な要因として、一般的には以下のような点が挙げられます。
トークノミクスの健全性が損なわれる主な要因
- 過剰な供給量:トークンの発行枚数が過剰に設定されている場合や、発行枚数に上限が設けられていない場合、市場に流通するトークンの供給量(以下「循環供給量」という。)が過多となり、価値が損なわれます。
- 需要の不足:プロジェクトの魅力やユーティリティが不十分な場合、トークンを保有する動機が弱まります。その結果、ユーザーや投資家が売却に傾きやすくなり、トークン価値が損なわれます。
- 需給調整の不全:一時的な利益のみを追求する参加者が増加してしまう場合、トークン価値の安定性が損なわれます。また、急激な外部市場変化が起きた際にガバナンスが適切に機能しなかった場合、需給バランスが崩れ、トークンの価値が損なわれます。
Fanpla経済圏では、需要面と供給面の両サイドにおいて独自の仕組みを整え、双方を的確に管理することによってこれらのリスクを回避し、トークノミクスの好循環とFPLの持続的な価値向上を目指します。
需要サイド
- 既に市場が存在する:本プロジェクトは国内最大規模となる700を超えるアーティストと約400万人を超える有料会員を有しているFanplus社の協力を得て発行するトークンであるため、日本の音楽市場においては既にポジションを持っている市場の中で流通するトークンであることが特徴です。
- 豊富なユーティリティの提供:「マーケットプレイス」、「アーティスト・トレジャリー」、「ステーキング」、「ミュージックアワード」といった主要サービスを通して、アーティストとファンがよりダイレクトに繋がり・応援する場を提供していきます。アーティストと協力し合い豊富なユーティリティを提供することで、FPLを利用する場を数多く増やし、FPLの需要を喚起することでFPLの価値向上を図ります。
- 経済圏参加メリットの設計:Fanplaプロジェクトを通して、アーティストは新しい形での活動費を得ることが可能になり、本来的な創作活動や応援してくれるファンに集中できる環境を得ることができます。一方でファンは好きなアーティストと直接的につながり・応援することが可能になり、アーティストの持続可能な創作環境の実現をサポートすることができます。経済圏への長期的な参加メリットを追及することでFPLの価値を向上させていきます。
供給サイド
- 最大供給量の上限設定:FPLは最大供給量を100億枚に設定しています。この上限値を設けることでインフレを抑制し、供給過多による価値の低下を防ぐ設計となっています。
また、最大供給量100億枚のうち64.9%をエコシステム部分として割り当てており、追加発行方式を採用しています。これにより、適切なタイミングでトークン発行を実施し、供給量を調整しながら健全なエコシステムの維持を図ります。 - ステーキングによる供給量の抑制:ステーキング機能を用意することで循環供給量を抑制し、トークンの価値の向上を図ります。Fanpla経済圏ではファンの方を対象とした「アーティスト・ステーキング」とすべてのユーザーを対象とした「Fanplaプール」の2種類のステーキングサービスを設けています。
- 厳格なガバナンス体制による供給量の調整:トークンの追加発行は、明文化された承認プロセスを経て実施していきます。また、マーケットプレイスの手数料収入など、Fanpla経済圏における収益の一部を一定期間ロックアップして循環供給量を制限することも検討しています。このロックアップしたFPLは経済圏の持続的な成長を支えていくため、将来にわたりエコシステムへの貢献者への報酬や、経済圏の発展に寄与する活動に活用される予定です。
このように、Fanpla経済圏では、需要サイドにおいては既に実績十分なマーケット規模を確立しており、供給サイドにおいては厳格なガバナンス体制のもとで循環供給量を調整していくことにより、FPLの持続的な価値の安定・向上に繋げていきたいと考えています。
※Fanplaシステムで提供予定のサービスおよび機能は、2025年9月時点の計画に基づいており、IEO後に段階的にリリースします。なお、詳細が決まった時点でその内容・機能についてお知らせする予定となっています。